藍野大学では、各学科各学年に複数名の担任を配置し、学生の学習状況や生活状況を把握し学生が自ら学びに向かうような丁寧な指導体制を取っています。
専任教員一人当たりの学生数が学部全体で16.1人(令和3年5月1日時点)と手厚い指導体制となっており、より一人一人の学生に対応できるよう努めています。
定期的あるいは随時面接指導を実施し、保護者とも密に連絡を取り、学生教育に対する協力を仰いでいます。また、学科により、毎年学科主催の保護者会を各学年で実施しています。
藍野大学では、学生間や教員との「かかわり」に重点を置き学習支援を行っています。学生がいつでも相談できる環境・体制を構築し、各学科が学習面の問題を早期発見・早期解決できるように各学年に応じた支援体制をとっています。また、学生が他者との交流を図ることによってコミュニケーション能力や行動力の向上に繋がるよう、積極的な地域貢献ボランティア活動の展開も行っています。
1,2年次より週1回の学習クラスにおいて、学科内全領域の教員による小グループでの学習指導を実施しています。3年次には、専門領域ごとに学習クラスを開講し、小グループでの学習指導を実施し、学習習慣の形成とともに、国家試験対策にも繋げることを目標に実践しています。
1,2年次には解剖学・生理学を中心とした基礎科目の知識定着を目標に、週1回の学習指導を行っています。また、月間スケジュールを学生個々が作成し、学習の習慣化が図れるようにサポートしています。3年次には、臨床実習や国家試験に向けた学習を、学生個々のレベルに応じ実践しています。
1~3年次には解剖学・生理学・運動学などの基礎知識の定着を目標に、週1回の学習支援プログラムを実施しています。1年生の早期より学習習慣を定着させるため継続的なフォローアップを実施し、学生の成長を支援しています。
臨床工学科のカリキュラムでは2年次から3年次にかけて多くの工学系基礎科目を履修していくことなるため、1年後期より学外施設での早期体験学習(early exposure)の取り組みを実施し、早い段階での臨床現場での雰囲気を経験することで学習のモチベーションにつなげています。また、小グループでの学習支援も行っており、個々の問題点を把握し適切な指導ができる環境を作っています。
病院・クリニック・老人保健施設等を対象とした就職説明会を実施しています。就職指導としては、スタートアップセミナーや履歴書・面接対策講座を外部から講師を招き実施しています。また、個別にエントリーシート・履歴書の記入や小論文対策、身だしなみ・所作を含めた就職面接指導も実施しています。
藍野大学求人システムを活用し、各病院から届いた求人や各病院が直接入力した求人情報を掲載しており、学生への就職情報ツールとして役立てています。
卒業生対象の勉強会を中心とした交流会や、校友会、同窓会、在校生との情報交換会等を開催し、卒業生のキャリアアップ、交流、専門的知識獲得を支援しています。
理学療法学科では、卒業生が講習会講師を務める理学療法学科交流会や、定期的な卒後研修会を実施し、在学生、卒業生の臨床能力向上を支援しています。
作業療法学科では、年1回卒業生が集まれる企画として、OT交流セミナーを開催しています。また、転職や留学といった卒業生の相談も随時受け付けています。
卒業に必要な単位を修得することで得られる国家試験受験資格や、指定科目を履修することで得られる教員免許状の他に、関連資格として以下の資格取得のための支援を実施しています。
種類 | 貸与金額 | 学力基準 | 募集時期 | 貸与開始 | |
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給付奨学金 |
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定期採用: 春と秋 家計急変採用: 通年(家計急変自由の発生から3ヵ月以内) |
春4月 秋10月 家計急変採用 申し込み月 |
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貸与奨学金 | 第一種奨学金 (無利子) 2018年度以降 入学者 |
(最高月額は、併用貸与の家計基準に該当する場合のみ利用できます。) |
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定期採用: 春と秋 |
春採用 4月 秋採用 10月 |
第二種奨学金 (有利子) |
月額20,000円から120,000円までの間で 1万円単位で選択 |
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定期採用: 春と秋 |
春採用 4~9月の希望する月 秋 10~翌3月の希望する月 |
種類 / 所属学科 | 看護学科 | 理学療法学科 | 作業療法学科 | 臨床工学科 | 計 |
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給付奨学金 | 59 | 51 | 11 | 22 | 143 |
(貸与)第一種奨学金 (無利子) |
96 | 85 | 25 | 33 | 239 |
(貸与)第二種奨学金 (有利子) |
170 | 164 | 54 | 69 | 457 |
次に、本学独自(関連法人など含む)の奨学金としては、以下のものがあります。
本学では、家計支持者の家計急変等の経済的理由により、学費の納付が一時的に困難となった学生に対し、審査により授業料の減免(学期の授業料の二分の一)が認められる制度があります。
2018~2021年度に減免が認定された件数は、次のとおりです。
種類 / 所属学科 | 前期 | 後期 | 合計 |
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2018(平成30)年度 | 1 | 0 | 1 |
2019(令和元)年度 | 0 | 1 | 1 |
2020(令和2)年度 | 1 | 0 | 1 |
2021(令和3)年度 | 0 | 1 | 1 |
本学では学生の心身の健康を保持・増進するために、保健管理室が主に学生の身体的サポートを行い、学生相談室が生活面を中心に心理的な問題を広く支援しています。
保健管理部では、学生が健康を維持して学業に専念できるように援助することを目的としています。
この目標を達成するために、保健管理部会を設置しており、担当者は看護学科教員3名(医師1名含む)、理学療法学科教員1名、作業療法学科教員1名、臨床工学科教員1名です。
来室理由は「腹痛」「生理痛」「咽頭痛」「捻挫」「不眠」など多岐にわたっています。
学生相談室では、学生生活の中で生じる様々な問題について、未然に防止したり、問題解決を通じて学生自身が成長できるように支援することを目標としています。
この目標を達成するために、学生相談部会を設置しており、担当者は看護学科教員1名、理学療法学科教員1名、作業療法学科教員1名、臨床工学科教員1名です。また、相談は学生相談室カウンセラー(臨床心理士)が担当します。
来室理由は大学内外の友人関係の問題を中心に、家族、アルバイト先のスタッフなどとの人間関係に関する相談が多く、年によって偏りはみられます。
本学では、大学の内外で発生する可能性のあるハラスメント(セクシュアル・ハラスメント、パワー・ハラスメント、学生間のいじめ等の解決すべき人権侵害)に対し、添付の「ハラスメント防止ガイドライン」を作り、その防止ともしも発生した場合の解決方法を定め、学生や教職員に周知しています。
具体的には、各学科や事務センターに人権相談員を設け、ハラスメントの相談態勢を作ること、ハラスメントが現実に起こった場合に、ハラスメント防止部会が迅速に対応を取る態勢を敷いています。
なお、大学を含む学校法人内でのハラスメントに対しては、学校法人としての解決方法を定めたハラスメント防止規程およびガイドラインを設けています。