医療保健学部

臨床工学科

Department of Medical Engineering

50年にわたる看護教育の集大成

高度化する医療に対応

医学の知識と同時に工学を学び、医療への理解と機器操作に精通し、かつ、他の医療技術者と円滑にコミュニケーションが取れる、現場に強い臨床工学技士を育てます。
医療機器の世界は年々高度化が進んでいますが、第一線で活躍する臨床工学技士から直接指導を受けるスタイルの臨床実習で、常に最新の技術を習得できる学習環境を用意。さらに、現場で必要な、自ら課題を積極的に解決できる視点を身につけます。

医学と工学、基礎と応用を
バランスよく学ぶ
医学の知識を養いながら工学を学び、医療への理解と機器操作をバランス良く学習します。看護師や医療技術者と円滑にコミュニケーションがとれる、現場に強い臨床工学技士を育てます。
少人数制教育で
しっかりサポート
基礎科目を学ぶ頃から、学生一人ひとりと向き合う少人数制教育を実施します。専門科目のより深い理解へとつながるよう取り組んでいます。国家試験対策や就職活動支援についても専任教員がマンツーマンでサポートします。
臨床実習と卒業研究で
高度化する医療に対応
第一線で活躍している臨床工学技士から直接指導を受ける臨床実習で技術を習得します。高度化の進む医療機器に柔軟に対応していくため、現場で必要な問題解決の視点を卒業研究で身につけます。

取得可能資格

臨床工学技士(国家試験受験資格)
医学と工学の知識を併せ持つ専門医療職で、病院などの医療機関で生命維持管理装置を中心に高度医療機器の操作や保守点検などを担当します。医療機器は高度化・多種多様化しており、時代のニーズに合った仕事といえます。代表的な業務には、人工呼吸器、血液浄化装置、心臓手術などに用いられる人工心肺装置、心臓ペースメーカーなどの操作、保守点検があります。また近年では、細い管状のカテーテルと呼ばれる器具を用いた治療(心血管カテーテル治療)が盛んに行われており、この治療にも臨床工学技士が活躍しています。
第2種・第1種ME
技術実力検定試験
各検定試験に合格することで、公益社団法人日本生体医工学会より第2種・第1種ME技術者の資格が交付されます。第2種では、医用生体工学に関する知識や、医療で応用できる資質の検定を受け、第1種では、第2種の資質に加え、医療機器に関する教育・指導ができる資質について検定を受けます。毎年、本学科でもこれらの検定試験の受験を推奨しています。
  • 基本情報技術者
  • 医療情報技師
  • 医療機器情報
    コミュニケータ
    (MDIC)
就職率(2018年3月卒業生実績)
89.2
臨床工学技士/
国家試験合格率
(2018年3月卒業生実績)
94.9
  • 就職率は、卒業生のうち国家試験不合格者、進学者、就職意思のない者を除いています。
  • 国家試験合格率は、既卒者も含んでいます。

活躍の場

  • 病院などの医療機関の各部門
    (手術部門、集中治療部門、血液浄化センター、救命救急センター、心臓カテーテル治療部門、医療機器中央管理部門、医療安全管理室など)
  • 高度先進医療センター
  • 臨床工学技士の養成機関
  • 医療系企業(営業・技術)
  • 医療系独立行政法人など

学びの流れ

1年次

1年次

臨床工学に必要な、数学、
物理学、
情報科学、心理学、
英語などの
基礎教養を
身につけます。

1年生カリキュラム
数学基礎Ⅰ・Ⅱ、物理学基礎Ⅰ・Ⅱ、化学基礎、統計学Ⅰ、数学基礎演習Ⅰ・Ⅱ、情報科学Ⅰ・Ⅱ、解剖学Ⅰ・Ⅱ、生理学Ⅰ・Ⅱ、医学概論、生化学、電気工学Ⅰ、臨床工学概論...など

2年次

2年次

医療機器の原理を
理解するために、
医学系、工学系の科目を
バランス良く
学びます。

2年生カリキュラム
数学・物理学演習、電気工学Ⅱ、電気工学実習、電子工学Ⅰ・Ⅱ、 機械工学、システム・制御工学、生体医工学、医用材料学、生体計測装置学Ⅰ・Ⅱ、医用画像診断機器学、医用治療機器学Ⅰ・Ⅱ、医療機器安全管理学Ⅰ・Ⅱ...など

3年次

3年次

医療機器の扱いに関する
専門知識を
実習を通して
実践的に学習します。

3年生カリキュラム
電子工学実習、機械工学実習、生体計測器学実習、医用治療機器学Ⅱ、医用治療機器学実習、心血管カテーテル治療学、人工心肺制御学Ⅰ・Ⅱ、人工心肺制御学実習、人工呼吸制御学Ⅰ・Ⅱ、人工呼吸制御学実習、血液浄化療法学Ⅰ・Ⅱ、血液浄化療法学実習...など

4年次

4年次

学んできた知識と技術を
4分野の
臨床実習で
実践します。
卒業研究では研究課題の
解決に
取り組みます。

4年生カリキュラム
臨床血液浄化実習、臨床手術室実習、臨床集中治療室実習、臨床医療機器学管理実習、シンメディカル論、卒業研究 ...など

医療現場と同じ設備で知識と技術を養い、応用力のある臨床工学技士へ。

実習

実際の医療施設と同じ設備で、臨床工学技士が主に扱う血液浄化装置や人工呼吸器、人工心肺装置の基本操作と、点検やトラブル時の対応を学習します。
4年次の臨床実習では、第一線で活躍する臨床工学技士からの直接指導で命に関わる責任感や心構えを養います。

実習先一覧

  • 神戸市立医療センター中央市民病院
  • 市立岸和田市民病院
  • 兵庫県立尼崎総合医療センター
  • 大阪医科大学附属病院
  • 大阪大学医学部附属病院
  • 関西医科大学附属病院
  • 京都大学医学部附属病院
  • 京都府立医科大学附属病院
  • 滋賀医科大学医学部附属病院
  • 奈良県立医科大学附属病院
  • 和歌山県立医科大学附属病院
  • 大阪警察病院
  • 岸和田徳洲会病院
  • 京都岡本記念病院
  • 草津総合病院
  • 白鷺病院
  • 住友病院
  • 武田病院
  • 松原徳洲会病院
  • 八尾徳洲会総合病院
  • 和歌山医療センター

臨地実習
体験
レポート

現場を体験することは、国家試験に役立ちます。

京都府立田辺高等学校 卒業高良さん

高良さん

透析実習において、プライミングをさせていただいた経験は、今後、就職したときに自分の成長につながっていくと実感しました。心臓カテーテル室や手術室も見学させていただいたことは、国家試験を受ける上で役に立ったと思います。その他、珍しい症例を学ばせてもらったことや、他の病院ではできない体験ができたことも多く、充実した実習でした。その分、実習報告書を作成する時間も多く必要で、睡眠時間を確保するのが難しかったほど。睡眠不足はミスにつながるので、時間のやりくりが今後の課題です。

メッセージ

学科長
からの
メッセージ

臨床工学科長 井出 千束

学科長井出 千束

高度な医療を担う
臨床工学技士を
めざす人に
ふさわしい環境です。

近年、高度な手術および生命維持のための医療機器が普及し、複雑な医療機器を操作・維持管理する専門技術者である臨床工学技士が求められております。今後、医療が高度化するにつれて、臨床工学技士の活躍する分野が益々大きく広がってきます。本学の臨床工学科は、医師と臨床工学技士の資格を持つ医療系の教員と理学・工学系の博士号など学位を有する教員とで構成されており、医学と工学の両分野の基礎から専門までを総合的にがっちり学びたいという学生にとって最適の環境です。加えて、高い教養と倫理感に裏打ちされ、チーム医療のためのコミュニケーション能力を備えた優れた医療人の育成をめざしております。

キャリアサポート

現場で働く卒業生の声を就職活動にフル活用。

4年次の4月には就職ガイダンスを行い就職活動に備えます。多数の医療施設の方をお招きし、現在の医療設備や施設、仕事内容をご紹介いただくほか、本学科の卒業生と交流する機会を設け、臨床現場や就職活動、国家試験のアドバイスをいただきます。

  • 就職対策ガイダンス
    履歴書の書き方や面接対策、
    求人応募情報、病院見学の際の
    注意点などを指導
  • 医療施設の方々による説明会
    各施設の医療設備や
    仕事内容のご紹介
  • 本学科卒業生との交流会
    臨床現場で取り組んでいる
    課題などの講演や就職活動や
    国家試験に対するアドバイスを
    いただきます
就職先内訳
就職率(2018年3月卒業生実績)
89.2
求人施設数(2018年3月卒業生実績)
※募集人員40名で計算して
います。
224

求人倍率5.6倍

就職先一覧

  • 大阪急性期・総合医療センター
  • 兵庫県立尼崎総合医療センター
  • 大阪市立大学医学部附属病院
  • 大阪大学医学部附属病院
  • 奈良県立医科大学附属病院
  • 和歌山県立医科大学附属病院
  • 医仁会武田総合病院
  • 茨木医誠会病院
  • 宇治徳洲会病院
  • 大阪府済生会富田林病院
  • 関西ろうさい病院
  • 京都岡本記念病院
  • 協立病院
  • 総合病院聖隷浜松病院
  • 巽病院
  • 天理よろづ相談所病院
  • 府中病院
  • 森之宮病院
  • 六甲アイランド甲南病院
  • ニプロ株式会社