藍野大学では、各学科各学年に複数名の担任を配置し、学生の学習状況や生活状況を把握し学生が自ら学びに向かうような丁寧な指導体制を取っています。
専任教員一人当たりの学生数が学部全体で13.4人(令和6年5月1日時点)と手厚い指導体制となっており、より一人一人の学生に対応できるよう努めています。
定期的あるいは随時面接指導を実施し、保護者とも密に連絡を取り、学生教育に対する協力を仰いでいます。また、学科により、毎年学科主催の保護者会を各学年で実施しています。
藍野大学では、学生間や教員との「かかわり」に重点を置き学習支援を行っています。学生がいつでも相談できる環境・体制を構築し、学習面の問題を早期発見・早期解決できるように学年に応じた支援体制を整えています。各学科に支援対象者を配属し、低学年のうちからきめ細やかな学習支援を行うことで国家試験合格へと導きます。
また、学生が他者との交流を図ることによってコミュニケーション能力や行動力の向上に繋がるよう、積極的な地域貢献ボランティア活動の展開も行っています。
看護師国家試験全員合格のために大学4年間継続した学習支援を実施しています。
入学直後から、看護学を学ぶための学習方法を指導しています。2年生ではより難しくなる専門科目の学習を支援し、3年生では実習を踏まえた学びの深化を支えます。そして4年生では卒業研究ゼミと国家試験対策チームを中心に全教員が学習を支援します。
1,2年次には解剖学・生理学・運動学を中心とした科目で基礎を学び、支援が必要な学生に対しては、個別指導を実施してフォローします。3年次では専門科目の履修、臨床実習の経験も踏まえ、2月からグループ学習中心の国家試験対策を開始します。4年次では臨床実習の合間、8月を活用した対策、11月以降は本格的な対策を終日行います。
1~2年次には解剖学・生理学などの基礎知識の定着を中心に、3年次には専門科目の補習を中心とした支援プログラムを週1回ペースで実施しています。また、定期的に小テストを行い、定着度・苦手箇所・レベルを確認し、ICTも活用しながら小グループでのきめ細やかな指導を行っています。4年生では、臨床実習(知識の「実体験」)での学びをさらに効率良く定着させるために、他学生に「教える」経験を重視したグループ学習を行い、国家試験で必要な知識を確実に定着できる支援プログラムを実施しています。
国家試験合格の目安となる第2種ME技術実力検定試験の対策を全学年対象に行い、1年次からの学習成果の確認を行うと共に、3年次までの合格を目指します。4年次からは、学内模試を通して、それぞれの弱点や習熟度を随時分析し、個別指導による苦手分野の克服を図ります。また、小グループでの学習支援も行っており、個々の問題点を把握し適切な指導ができる環境を作っています。
病院・クリニック・老人保健施設等を対象とした就職説明会を実施しています。就職指導としては、スタートアップセミナーや履歴書・面接対策講座を外部から講師を招き実施しています。また、個別にエントリーシート・履歴書の記入や小論文対策、身だしなみ・所作を含めた就職面接指導も実施しています。
藍野大学求人システムを活用し、各病院から届いた求人や各病院が直接入力した求人情報を掲載しており、学生への就職情報ツールとして役立てています。
卒業生対象の勉強会を中心とした交流会や、校友会、同窓会、在校生との情報交換会等を開催し、卒業生のキャリアアップ、交流、専門的知識獲得を支援しています。
理学療法学科では、卒業生が講習会講師を務める理学療法学科交流会や、定期的な卒後研修会を実施し、在学生、卒業生の臨床能力向上を支援しています。
作業療法学科では、年1回卒業生が集まれる企画として、OT交流セミナーを開催しています。また、転職や留学といった卒業生の相談も随時受け付けています。
卒業に必要な単位を修得することで得られる国家試験受験資格や、指定科目を履修することで得られる教員免許状の他に、関連資格として以下の資格取得のための支援を実施しています。
種類 | 貸与金額 | 学力基準 | 募集時期 | 貸与開始 | |
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給付奨学金 |
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定期採用: 春と秋 家計急変採用: 通年(家計急変自由の発生から3ヵ月以内) |
春4月 秋10月 家計急変採用 申し込み月 |
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貸与奨学金 | 第一種奨学金 (無利子) 2018年度以降 入学者 |
(最高月額は、併用貸与の家計基準に該当する場合のみ利用できます。) |
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定期採用: 春と秋 |
春採用 4月 秋採用 10月 |
第二種奨学金 (有利子) |
月額20,000円から120,000円までの間で 1万円単位で選択 |
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定期採用: 春と秋 |
春採用 4~9月の希望する月 秋 10~翌3月の希望する月 |
種類 / 所属学科 | 看護学科 | 理学療法学科 | 作業療法学科 | 臨床工学科 | 計 |
---|---|---|---|---|---|
給付奨学金 | 59 | 51 | 11 | 22 | 143 |
(貸与)第一種奨学金 (無利子) |
96 | 85 | 25 | 33 | 239 |
(貸与)第二種奨学金 (有利子) |
170 | 164 | 54 | 69 | 457 |
次に、本学独自(関連法人など含む)の奨学金としては、以下のものがあります。
本学では、家計支持者の家計急変等の経済的理由により、学費の納付が一時的に困難となった学生に対し、審査により授業料の減免(学期の授業料の二分の一)が認められる制度があります。
2018~2023年度に減免が認定された件数は、次のとおりです。
種類 / 所属学科 | 前期 | 後期 | 合計 |
---|---|---|---|
2018(平成30)年度 | 1 | 0 | 1 |
2019(令和元)年度 | 0 | 1 | 1 |
2020(令和2)年度 | 1 | 0 | 1 |
2021(令和3)年度 | 0 | 1 | 1 |
2022(令和4)年度 | 3 | 3 | 6 |
2023(令和5)年度 | 1 | 0 | 1 |
本学では学生の心身の健康を保持・増進するために、保健管理部会が主に学生の身体的サポートを行い、学生相談室が生活面を中心に心理的な問題を広く支援しています。
保健管理部会では、学生が健康を維持して学業に専念できるように援助することを目的としています。
この目標を達成するために、保健管理部会を設置しており、担当者は保健室担当看護師1名、看護学科教員3名(医師1名含む)、理学療法学科教員1名、作業療法学科教員1名、臨床工学科教員1名、学生支援グループ(事務)1名です。
来室理由は「腹痛」「生理痛」「嘔気」「外傷」など多岐にわたっています。
学生相談室では、学生生活の中で生じる様々な問題について、未然に防止したり、問題解決を通じて学生自身が成長できるように支援することを目標としています。
この目標を達成するために、学生相談部会を設置しており、担当者は看護学科教員1名、理学療法学科教員1名、作業療法学科教員1名、臨床工学科教員1名です。また、相談は学生相談室カウンセラー(臨床心理士)が担当します。
来室理由は大学内外の友人関係の問題などの人間関係に関する相談が多く、また、学業や就職に関する相談もあり年によって偏りはみられます。
本学では、大学の内外で発生する可能性のあるハラスメント(セクシュアル・ハラスメント、パワー・ハラスメント、学生間のいじめ等の解決すべき人権侵害)に対し、添付の「ハラスメント防止ガイドライン」を作り、その防止ともしも発生した場合の解決方法を定め、学生や教職員に周知しています。
具体的には、各学科や事務センターに人権相談員を設け、ハラスメントの相談態勢を作ること、ハラスメントが現実に起こった場合に、ハラスメント防止部会が迅速に対応を取る態勢を敷いています。
なお、大学を含む学校法人内でのハラスメントに対しては、学校法人としての解決方法を定めたハラスメント防止規程およびガイドラインを設けています。