大学の教育研究上の目的に関すること

1. 大学の理念と目的

藍野大学では、2004年(平成16年)の開学当初以来、次のような大学設立の目的ともいえる教育理念と教育目標を掲げています。(2010年(平成22年)に臨床工学科開設にあわせ、若干の修正が施されています。)

教育理念

社会・経済の変化や保健・医療・福祉のあり方の急速な動きの中で、豊かな人間性、倫理観と最良の適応力と創造性を基盤に、実践・教育・研究の場で活躍できる保健・医療・福祉に携わる人材を育成する。

教育目標

医療保健学部
  1. 人を愛する心を持ち、豊かな教養とグローバルな視野を有する人材を育成する。
  2. 多様な価値観と人権を尊重し、心の通う保健・医療サービスを提供できる人材を育成する。
  3. 保健・医療・福祉の一員として、多職種で連携し、自己の役割を遂行できる人材を育成する。
  4. 医療の現状とよりよき社会のあり方について生涯学び続け、課題発掘、解決能力を錬磨できる人材を育成する。
看護学研究科
  1. 高い倫理観と豊かな人間性をもって、サービスを受ける者の視点に立った実践ができる。
  2. 最新の知見・技術の獲得を怠らず、専門性を高めることに努め、科学的根拠に基づいた実践ができる。
  3. 看護専門識者として専門的役割を示すロールモデルとなって、指導力を発揮して教育的役割を果たすことができる。
  4. 保健・医療・福祉の様々な領域で看護組織及び看護ケアをマネジメントし、関連他職種と連携し組織化することができる。
  5. 看護の科学的根拠を探求し、新たなケア技術やシステムの開発を試みることができる。
健康科学研究科
  1. 保健・医療・福祉にわたる幅広い知識から総合的かつ多角的な視点で健康増進活動の現状を捉えることができる。
  2. 学際的な視点およびリサーチマインドをもって、健康増進活動の現状を分析し、課題解決と健康寿命延伸に向けた取り組みを試行できる。
  3. 専門的な知識・技術のみならず、チームの模範となる高い倫理力と教育力をもって、実践の場において他職種との協働につとめ、健康寿命延伸に向けた不断の努力を行える。

2. 大学の学部、学科および研究科の教育研究上の目的

藍野大学は、現在、1学部4学科1研究科の教育研究組織を有しており、それぞれの教育研究上の目的(=人材養成の目的)は次のとおりです。1.の大学設立の理念・目的を、学部・学科ごとにより具体的に説明したものです。

医療保健学部の教育研究上の目的

医療保健学部は、保健・医療・福祉に係る幅広い知識と技能を教授し、豊かな人間性、倫理観と最良の適応力と創造性を備えた、実践・教育・研究の場で活躍できる保健・医療・福祉人材の育成を目的とする。

看護学科の教育研究上の目的

看護学科は、科学的根拠に基づく看護の専門的能力を養い、看護の対象となる人間を総合的に理解する能力を身につけ、看護実践の応用力と問題解決能力を備えた人材の育成を目的とする。

理学療法学科の教育研究上の目的

理学療法学科は、人との関わりに重点をおいた教育を行い、医療従事者としての対人能力を育成するとともに、対象者の抱える問題を明確に分析でき、問題解決能力と確かな知識と技術を有するセラピストの育成を目的とする。

作業療法学科の教育研究上の目的

作業療法学科は、作業療法について質の高い専門知識・技能を教授し、豊かな心・技・体を育み、保健・医療・福祉の分野でシンメディカルの理念を実践できる人材の育成を目的とする。

臨床工学科の教育研究上の目的

臨床工学科は、工学と医学の基礎知識に根ざした専門性を身につけることで臨床工学の課題を広い視野にたって総合的に解決できる人材の育成を目的とする。

藍野大学大学院の目的

医療・看護・健康科学に関する学術の理論と応用を専門的に教授研究し、その深奥を究め、看護学及び健康科学の学術的発展と人々の健康と福祉の向上に貢献する事を目的とする。