教育研究上の基本組織
1. 教学組織図
1. 内部質保証システム体系図
教学IR室について
大学におけるIR (Institutional Research) とは、大学に関する様々な情報を調査・分析し、大学の意思決定や教育改善を支援する取り組みを指します。
本学の教学IR室では、学長の指示のもと各種委員会と連携し、授業評価アンケートや学習行動調査、卒業後アンケート調査など、教学に関する様々な情報の調査を実施しています。調査の分析結果については、学長や関連委員会に報告し、大学教育の質をより良くするための改善に用いられています。
例えば、2021年に学生を対象として実施された遠隔授業総括アンケートにおいて、対面形式の授業が一番学習しやすく、課題量も適切であったとの結果等を踏まえ、2022年度以降は対面形式の授業を中心としたカリキュラムに変更しました。
また、卒業生を受け入れている就職先の方を調査対象とした卒業後アンケート調査において、就職に際し重視する能力として、コミュニケーション能力が多く挙げられていたことから、コミュニケーション能力を育成するための科目を新たに開講しています。
その他、毎年卒業する学生の満足度やディプロマ・ポリシーの到達度を分析し、公開するといった、大学全体のアカウンタビリティや意思決定の支援、学習行動調査の結果を学生にレーダーチャート形式でフィードバックするなど、その後の学習に向けた個別指導等への支援等も行っています。
このように、調査によって得られた客観的なデータを活用することで、ディプロマ・ポリシーと対応した学習成果の実現や可視化、データに基づく教育改善などが推進されることを目指しています。