医療保健学部

看護学科

Department of Nursing

50年にわたる看護教育の集大成

「50年以上の伝統」
看護教育の神髄がここにあります

看護師としての高いスキルはもちろん、看護の理論と専門知識を基礎からしっかり学びます。
伝統に培われた環境の中で本質を見極める力や実践力を身につけます。
また、保健師や養護教論一種免許状、高等学校教論一種免許状(看護)の取得が可能です。
看護のプロフェッショナルとして、臨床現場以外にも多方面への未来が広がります。

高い実践力が
身につく実践環境
関連病院をはじめ近畿圏の病院などで臨時実習を実施します。
さまざまな医療の現場に応じた看護ができるよう、実習前に施設ごとのていねいなオリエンテーションを実施しています。
4年間にわたり
教員がとことんサポート
担任制やゼミなどの手厚いサポートをとおして、看護職をめざす学生をささえます。
単に国家試験合格をめざすのではなく、人間力も養います。
ダブルライセンスを
取得可能
看護師に加えて、保健師もしくは教員免許のダブルライセンスが取得でき卒業後の進路が広がります。

取得可能資格

看護師(国家試験受験資格)
病気やケガで苦しむ患者さんのケアや医師が行う患者さんの診察・治療の補助、患者さんが入院生活を過ごしやすいよう、日常生活の援助や補助を行います。患者さんに近い存在として医療の重要なポジションも担っています。
保健師(国家試験受験資格)※
新生児から高齢者まで幅広い世代の方々の病気を予防し、心も身体も健やかに生活できるようにサポートします。病気の予備軍を発見し、食事や生活指導を行うことも重要な仕事のひとつとされています。※定員15名別途学内選考あり
養護教諭一種免許状
保健室の先生として、児童や生徒の健康管理や病気、ケガの予防などを指導します。保健室での応急処置だけではなく、家庭環境や友人関係など、子どもたちの心のケアも行います。
高等学校教諭一種免許状(看護)※
日本全国にある、衛生看護科や看護科を有する高等学校の先生として教壇に立ち、学級担任、看護科目の授業や実習指導を行います。

指定科目の単位を取得した者。
(注)保健師と教員免許との同時取得はできません。

就職率(2024年3月卒業生実績)
100

看護師

2024年
94.4全国平均:93.2%
2023年
100全国平均:95.5%
2022年
100全国平均:96.5%

保健師

2024年
94.1全国平均:97.7%
2023年
100全国平均:96.8%
2022年
95.0全国平均:93.0%
  • 国家試験合格率は、新卒者で計上しています。
  • 就職率は、卒業生のうち国家試験不合格者、進学者、就職意思のない者を除いています。

活躍の場
(一例)

  • 病院・クリニック
  • 訪問看護ステーション
  • 保健所・保健センター
  • 地域包括支援センター
  • 企業の健康管理室
  • 企業・団体の研究所
  • 看護師の養成機関
  • 小・中学校・高等学校の養護教諭
  • 高等学校教諭(看護)

学びの流れ

現場の即戦力となる力を磨くカリキュラム

1年次

1年次

看護・医療の基礎的知識を養い、
看護職としての土台作りの1年間

1年生カリキュラム
学びの基盤、フランス語入門Ⅰ・Ⅱ、解剖生理学Ⅰ・Ⅱ、ヘルスコミュニケーション、微生物学、病理学、基礎医学実習、精神医学概論、看護学概論、基礎看護学援助論Ⅰ・Ⅱ、基礎看護学実習Ⅰ、公衆衛生看護学概論Ⅰ・Ⅱ...など

2年次

2年次

看護の知識と技術を養い、
基礎看護学実習Ⅱで学びを広げる1年間

2年生カリキュラム
医療英語Ⅰ・Ⅱ、病態学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ、人間学、基礎看護学援助論Ⅲ・Ⅳ、基礎看護学実習Ⅱ、成人看護学概論、老年看護学概論、小児看護学概論、母性看護学概論、精神看護学概論、在宅看護学概論、養護学概論...など

3年次

3年次

看護実践能力を養い、
臨地実習で実力をつける1年間

3年生カリキュラム
発酵学入門、疫学、看護管理学、がんとターミナルケア、成人看護学演習Ⅰ・Ⅱ、老年看護学演習、小児看護学活動論、母性看護学活動論、精神看護学活動論、在宅看護学活動論、看護研究方法論、領域別臨地実習...など

4年次

4年次

卒業研究や統合看護学実習で学びを深め将来を考える1年間

4年生カリキュラム
医療倫理学概論、看護学総合演習、統合看護実践論Ⅱ、統合看護学実習、看護教育方法Ⅱ、保健医療福祉行政論Ⅰ・Ⅱ、公衆衛生看護学活動論Ⅲ、公衆衛生看護学統合論、公衆衛生看護学実習Ⅰ・Ⅱ、教育実習、養護実習、卒業研究...など

藍野グループの病院をはじめ、
さまざまな実習施設で、看護の視野を広げ実践力を養います。

実習
成人・老年・小児・母性・精神・在宅の領域にわたり、健康レベルと対象の理解に応じた実習を学びます。

講義では看護の知識とその活用法を学び、学内演習ではあらゆる医療現場を想定し、現場で必要とされる技術の習得、看護の実践力を身につけます。
学外実習では、実習指導者のもとで看護の技術だけでなく、実際のコミュニケーションも体感しながら、現場の即戦力となるための力を磨いていきます。

実習
【藍野病院での実習風景】
実習
実践的な看護技術を学びます。

主な実習先

  • 藍野病院
  • 藍野花園病院
  • 淡海医療センター
  • 大阪旭こども病院
  • 大阪医科薬科大学病院
  • 大阪医科薬科大学三島南病院
  • 大阪府済生会茨木病院
  • 大阪府済生会吹田病院
  • 北野病院
  • 京都岡本記念病院
  • 京都済生会病院
  • 光愛病院
  • 市立池田病院
  • 市立大津市民病院
  • 吹田徳洲会病院
  • 高槻赤十字病院
  • 兵庫県立尼崎総合医療センター
  • 北摂総合病院
  • 八尾市立病院
  • 大阪府下の保健所/保健センターなど

Students'
Voice

1対1の個別指導で、慣れない実技も次第にできるように。

山下さん看護学科 3年次(浪速高等学校出身)

山下さん

「基礎看護学援助論Ⅲ」では、看護における専門的な知識や技能を学びます。先生が1対1で指導してくださるので、最初は実技で難しく感じたことも、次第にできるようになっていきました。実習でも学んだことを生かすことができ、成長につながっていると実感しています。

Students'
Voice

覚えることが多いですが、事例を用いた授業は、とても勉強になります。

河野さん看護学科 4年次(大阪国際大和田高等学校出身)
現 大阪国際高等学校

河野さん

中学生からの夢を叶えるため、保健師課程を選択。「公衆衛生看護学活動論Ⅱ」は、覚えるべき法律や制度が多く大変ですが、事例を用いた講義やグループワークはとても勉強になります。実際の現場に当てはめて考えることができるので、保健師の活動について理解が深まりました。

キャリアサポート

一人ひとりと向き合う、頼れるサポート態勢です。

全学生を対象に、就職指導委員会とキャリア開発・研究センターが協力し、就職ガイダンスや求人関連企業連携による就職ナビゲーションを実施します。学生一人ひとりの希望に沿った就職をサポートしています。

  • 就職指導委員会
  • キャリア開発・研究センター
    1. 看護師
    2. 1年次からの就職セミナー

    実習先を中心とした多数の病院や
    本学の卒業生にお越しいただきます。

    1. 保健師
    2. 就職講話会

    毎年、先輩保健師をお招きし、
    就職活動についてお話していただきます。

    1. 養護教諭・
      高校教諭
    2. 個別相談・
      指導

    個別で随時面談を行い、教員をめざすために
    きめ細かいサポートを行います。

就職先内訳
就職率(2024年3月卒業生実績)
100
求人施設数(2024年3月卒業生実績)
1人当たりの求人施設数8.4件
※募集人員115名で計算して
います。
965

主な
就職先一覧

  • 藍野病院
  • 藍野花園病院
  • 淡海医療センター
  • 大阪旭こども病院
  • 大阪医科薬科大学病院
  • 大阪医科薬科大学三島南病院
  • 大阪市立総合医療センター
  • 大阪大学医学部附属病院
  • 大阪府済生会茨木病院
  • 大阪府済生会吹田病院
  • 男山病院
  • 関西医科大学総合医療センター・
    関西医科大学附属病院
  • 北野病院
  • 京都岡本記念病院
  • 京都桂病院
  • 京都済生会病院
  • 京都府立医科大学附属病院
  • 神戸市民病院機構
  • 国立循環器病研究センター
  • 滋賀医科大学医学部附属病院
  • 社会医療法人愛仁会
  • 市立池田病院
  • 市立ひらかた病院
  • 吹田徳洲会病院
  • 兵庫医科大学病院
  • 兵庫県立尼崎総合医療センター
  • 北摂総合病院
  • みどりヶ丘病院
  • 兵庫県庁
  • 大阪市 など
石原さん

2008年卒業
藍野病院/勤務 看護師長
石原さん

卒業生からのメッセージ

実習でがんの患者さんを受け持った経験が私の看護観に生きています。

看護師としてキャリアを重ね、現在は看護師長として病棟の看護師やスタッフを統率するマネジメントを主な業務としています。学生時代の学びを振り返ると、余命わずかの患者さんに対するターミナル看護が印象に残っています。病気やケガから回復していく人たちのサポートだけが看護ではないと気づかされ、いろいろと考えるきっかけになりました。また、実習ではがん患者の方を受け持ち、患者さんだけでなく家族の方ともたくさんお話しさせていただきました。患者さんを取り巻く環境を考えることや、家族との関わりの大切さを学ぶことができたと感じています。この貴重な経験が、今の私の仕事や看護観に生きていると思います。