学校法人藍野大学大阪茨木キャンパスの学生食堂から食品廃棄ゼロを目指す。
昨今の大きな社会問題である食品ロスの解決に貢献すべく、学生、教職員に対する食品ロス削減のための啓発活動を活発に行い、一人ひとりが食品ロスの発生要因を理解し、一番重要で身近である日々の食生活の見直しを行い、大阪茨木キャンパス学生食堂の食品廃棄ゼロエリア化に取り組む。
併せて、食品廃棄物(食べ残しや調理くず)を由来とする分解水やぼかし肥料を活用した水耕栽培を行い、育てた野菜を学生食堂に還元することで循環サイクルを構築する。
食品ロスの現状や食品ロスが私たちの生活に与える影響、食品ロス削減に向けて私たち一人ひとりが貢献できることなどを学生・生徒や一般の方々に知っていただくために、大学生(藍野大学SDGsボランティアサークル「サラダボウル」所属学生)の意見を取り入れながら独自に食品ロス削減ガイドブックを制作しました。
学生・生徒を対象とした食品ロス削減啓発ポスターデザインコンクールを開催しデザインを募った。選定したデザインをパネルにし、食堂や校舎内に設置した。
パネルを見る学生に「食べ切る」、「もったいない」を意識していただくことはもちろん、デザインを考える過程において食品ロスについて調べる、友人との会話の話題にしてもらうことで、食品ロスへの意識付けを図っている。
大学・高等学校の事務局と学生食堂が連携し、大学・高等学校の事務局から「学事・時間割・登校予測」を学生食堂に共有することで、学生食堂が食事準備数を最適化することを試みている。
残さず食べ切ることを重視し、学生食堂で提供しているごはんの量を小盛、並盛、大盛の中から選べるようにしている。
またエネルギー摂取量を加味して決められるよう量(g)や摂取カロリーの目安を明示した。
加えて、食事メニューサンプルの廃棄を削減するため、サンプルを写真化にしている。
学生食堂循環サイクルを構築し、食品廃棄物を有効利用する取り組みを実践しています。食品廃棄物由来の堆肥を生成し、野菜を栽培。その収穫した野菜を学生食堂で活用しています。活動には学生サークルが参加し、自身の手で循環サイクルを創出・持続可能性の体験をしています。
大学の講義科目「環境と生活」を受講する学生が、食品廃棄物(食べ残しや調理くず)を由来とする堆肥を活用した野菜栽培を見学・体験することで、食品ロス削減に取り組む意義を涵養する。
環境に関する科目を受講する学生をモニターに行い、食品ロスに関する啓発活動前後の認知度・取組状況を比較します。
また、食品ロスに関する設問に回答してもらうことで食品ロスについて意識付けを行います。