お知らせ2023.08.08
藍野大学における生成AIの利用上の留意点について(学生用)
藍野大学における生成AIの利用上の留意点について(学生用)Ver. 1.0
2023年7月26日
藍野大学学長 佐々木 惠雲
現在、生成AIが急速に発達し、今後さらに発達するとともに、活用されることも考えられます。
大学ではこのような新しい技術への理解を深め、有効に活用することは大事だと考えています。しかし、例えば、みなさんが大学で課題レポートを提出する際に、生成AIで出力されたものをそのまま提出すれば、それは剽窃に当たる可能性があります。このような行為は、自らよりよく学ぶための機会を放棄することになります。生成AIはまだわかっていないことも多く、その使用に関しては慎重にする対応する必要があります。
これらのことから、生成AIを学習や卒業研究などに使用するに際して、以下のように留意事項を決めましたので、お知らせします。
(生成AIの使用責任)
生成AIは、膨大な情報を収集し学習していくことから、集めた情報の中に不確かなものが入っていると当然そこから導き出された内容にも多くの問題を抱えることになる。また、著作権の侵害についても確認が必要となる。生成AIで作成した文章や画像等(以下、「生成物」という。)については、内容の確認(正否)を含めすべての責任はその使用者に委ねられる。
(使用上の注意)
学生は生成AIの活用について、以下のことに注意すること。
1)個人情報の漏洩を阻止するため、生成AIで扱う情報について、個人が特定される情報を入力してはならない。
2)特に臨床実習で得た患者情報などを入力することは、何らかの形で利用されている可能性があるので入力してはならない。
3)生成AIを用いて作成された生成物を提出物や研究論文にそのまま転載することは禁止する。
4)生成AIを用いて作成された生成物が提出物や研究論文の不正行為に抵触しないよう細心の注意を払うこと。
5)担当教員により提出物で生成AIの使用が認められる場合は、その活用範囲と使用方法を明確にし、説明する必要がある。
6)生成AIの使用について授業担当教員、指導教員から指示がある場合は、それに従うこと。
提出物、研究論文における不正とは以下のことを指す。
1)捏造:存在しないデータ、研究結果等を作成すること。
2)改ざん:研究資料を変更する操作を行い、データ、研究活動によって得られた結果等を真正ではないものに加工すること。
3)盗用・剽窃:他の研究者のアイデア、分析・解析方法、データ研究結果、論文または用語を当該研究者の了解もしくは適切な表示なく流用すること。