Report

2024.10.01

日本私立看護系大学協会の研究奨励賞を受賞しました

DSC08629(HP用).JPG

看護学科 加藤裕規助教が日本私立看護系大学協会の看護学研究奨励賞を受賞しました。
また阿部宏史助教が若手研究者研究助成に採択されました。

加藤助教(専門:地域在宅看護学、終末期ケア)
研究テーマ「アドバンスケアプランニング教育プログラムにおける対話の体験」
<研究内容>
私たちの研究チームは地域住民を対象に、終末期の過ごし方について前もって考え、対話を通して自分の価値観を他者と共有するための教育プログラムを実施しました。
本研究は、この対話が参加者にとってどのように体験されたのかについてヒアリングし、分析を行いました。

<コメント>
今回の研究では、参加者同士が互いに話し方・聞き方に配慮していたことで、終末期の対話が心理的に安全に行われていたということが分かりました。
終末期ケアは難しい研究領域ですが、私たちは主に地域を対象とした研究や教育を通して、人々が自分らしく暮らすことができる社会の構築を目指しています。

阿部助教(専門:公衆衛生看護学)
研究テーマ「独居高齢者の生きがいとその関連要因についての研究」
<研究目的および研究内容>
独居高齢者の持つ生きがいは、どのような要因と関連しているのかを明らかにして、生活をしていく上で健康寿命の延伸の一助となることを研究の目的・意義としています。
地域包括支援センターの職員や高齢者サロンの管理者等と協力して、アンケート調査を実施する予定です。

<コメント>
高齢者保健は、個人を福祉サービスに繋げて終わりではありません。そこから地域の保健医療福祉システムのネットワークを作り出すことや予防のために普及活動まで行います。
住民や専門職と行う地道な保健活動や研究活動が元となりネットワークを生み出します。
こうした健康な地域づくりに興味のある人は、ぜひ藍野大学でお待ちしております。