女子サッカーチーム
「スペランツァ大阪高槻」
との共同研究

作業療法学科×スポーツ脳科学

作業療法学科×スポーツ脳科学

作業療法学科で脳・認知機能研究をサッカースキルの向上に生かす取り組みが始まります。研究パートナーは、地元の女子サッカーチーム「スペランツァ大阪高槻」です。
スポーツ医療において、身体をメンテナンスすることで個々の選手の能力向上やトレーニング内容の改善を図ることは、一般に行われる手法です。この領域で、脳の働きや認知機能といった作業療法の観点からアプローチすることにより、一人ひとりの選手の脳・認知特性を分析し、スキル向上とともにチーム全体の強化へと結びつける、これまでにない新たな取り組みです。
病気やケガなどにより、高次脳機能障害などをわずらう患者さんが日常生活の動作を取り戻せるよう、脳の働きを研究し、リハビリテーションに生かす、作業療法学科の学び。それは身体や精神に障がいが生じた人のためだけでなく、スポーツの分野でも大きく貢献できるものです。同時に、スポーツに関心がある学生との勉強会もスタートしており、学生たちからは「もっと脳の勉強がしたい」と、取り組みへの関心と意欲が伝わってきます。
研究のロードマップとしては、第一段階としてシーズン前に選手たちの脳活動などの測定を行い、シーズン中に収集するデータや各選手の性格や特性などと合わせて分析・考察し、フィードバックすることで、チームとしても新たな展開が期待されます。

  • 作業療法学科×スポーツ脳科学
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理学療法学科×コンディショニング

理学療法学科では、地元の女子サッカーチーム「スペランツァ大阪高槻」の練習および試合に同行し、スポーツ障害予防および技能強化に関する活動を行っています。理学療法士が持つ解剖学、生理学、運動学、疾患に関する知識は、スポーツ障害の予防・改善に必要不可欠です。この専門知識を用いて、サッカー特有のスポーツ障害に対応し、ケガの予防やパフォーマンス改善に向けたトレーニングにつなげることで、チームの技能強化に貢献します。
理学療法士がスポーツ現場に携わる目的の一つは、選手のケアが出来ることです。術後どのくらいの時期から何をするか、どの程度のストレスをかけるかなど、医師や病院と連携をとりながらプランを立て、治療プログラムを実施することで、選手と共に一日も早い実践復帰を目指します。理学療法学科では1年後期~2年前期にNSCA認定パーソナルトレーナーの資格取得のための講義・実習が組まれています。資格を取得した学生が、Onthe Job Training の場としてこの活動に参加できるよう計画しています。
こうした活動に学生が参画することで、将来理学療法士としてスポーツ分野で活躍するための知見を深めることができます。トレーニングジムやスポーツチームなど理学療法士が活躍する領域が多様化する将来を見据え、個々の学生が幅広い進路を目指すことができる教育プログラムを展開していきます。

  • 理学療法学科×コンディショニング
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